「鵬雲斎汎叟と平和の茶会」を開催しました

鵬雲斎宗匠が昨年8月14日に102歳で旅立たれましたが、茶道と向き合う多くの皆様に平和を強く願う「一盌(いちわん)からピースフルネスを」のお言葉を残されました。

4月19日(日)に大津市の琵琶湖グランドホテルで、鵬雲斎宗匠の御遺志を再確認する機会として「鵬雲斎汎叟と平和の茶会」を開催しました。


《濃茶席》席主:北野宗道名誉師範

濃茶席の掛物は沢庵禅師の「雲収山獄青(くもおさまりてさんがくあおし)」。ペルシャ片耳付の花入に白牡丹が入れられ、淡々斎好の千歳棚には中国伝来の青磁水指、主茶碗は李朝時代の井戸茶碗、茶杓は鵬雲斎宗匠作の「人の和」。

席主の北野宗道名誉師範は「世界のあちこちで争いがおこっているが、この茶席の中では世界の道具が調和している。茶を通して心を理解しあうことが平和につながる。」と話されていました。

茶会には、三日月大造滋賀県知事、山本昌仁支部長、宮本和宏参議院議員をはじめとする多くの来賓や会員の皆様にお越しいただき、平和を願う一碗を共にしました。

左より:三日月大造滋賀県知事、北野宗道名誉師範、山本昌仁支部長、宮本和宏参議院議員


《薄茶席》担当:滋賀支部

琵琶湖を一望する部屋に設けられた薄茶席では、小森宗智幹事長が参加者をもてなしました。

掛物は鵬雲斎宗匠筆「山色清浄身(さんしきしょうじょうしん)」、唐津焼花入には黒蝋梅と白角倉(椿)が入れられました。寿棚に近江八景が描かれた膳所焼水指が置かれ、坐忘斎宗匠好「瑞香薯蕷」(たねや製)と薄茶をお楽しみいただきました。

茶席の外にはヨットが行き交う琵琶湖、その向こうには山々の緑。三日月知事とは、山笑うこの時期の滋賀の自然の美しさについて、山本支部長とは近江所縁の膳所焼きなどの道具について話が弾みました。

あらためて、平和のありがたさを感じる一日となりました。